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高卒求人 製造業が拡大 人手不足や技能伝承

(日経新聞 2014年9月17日)
 
製造業で2015年3月に卒業予定の高校生を採用する動きが活発になっている。新日鉄住金が14年卒比約8割増の600人を採用、マツダは6割増の250人以上と大幅に増やす。景気回復やここ数年の採用抑制で現場従業員の不足感が強まっているためだ。各社は採用増で生産現場の課題となっている技能伝承も進めるが、限られたパイを巡って争奪戦の様相も呈している。
 厚生労働省によると7月末時点で高校卒業予定者の求人数は前年同月比38.4%増の23万8462人となった。20万人を超えるのは6年ぶりだ。
 16日に始まった選考活動では求人全体の約3割を占める製造業の採用意欲が強い。鉄鋼や自動車だけでなく、不振が続いた電機業界で高卒採用を再開するなどの動きもみられる。パナソニックやシャープはそれぞれ100人を迎え入れる。
 日本経済新聞社が今春実施した採用調査では製造業の大卒求人数は約3万7千人で、前年度比12.9%増と3年ぶりの2ケタ増だった。高校生の求人数が急増しているのは同じ流れだが、固有の事情もある。
 JFEスチールは昨年度より8割強多い435人の高卒者の採用を計画する。バブル期までに大量採用した世代が退職を控え、現場力の維持・向上を図る必要が生じているためだ。今年からは女性採用にも力を入れる方針で、女子高生向けにパンフレットを作成した。
 造船業界ではリーマン・ショック後の受注減や超円高などで、国内で造る船がないという「2014年問題」を抱えてきた。ここ数年、採用を抑制してきたが、為替が円安となるなど経営環境が好転している。このため川崎重工業は昨年より約20人増の220人を採用する計画だ。
 来春卒業の高校生の求人倍率はリーマン・ショック以来の1倍超えとなり、高校生の「売り手市場」になっている。愛知県など製造業が強い地域の高校にはメーカーからの求人が急増。名古屋市の名南工業高校には、昨年より4割多い1100人分の求人があった。浜松市の浜松工業高校でも静岡県西部の輸送機器関連企業を中心に、昨年より5割多い求人がある。
 人材を確保しようと企業は採用を全国に広げている。北九州市にある私立工業系高校の真颯館高校には、関東地方の建設会社から求人票が届いている。しかし学生は地元志向が強く、進路指導担当教諭は「『関東への希望者がいない』と断らざるをえない」と話す。
 高卒の求人市場は活性化しているが、都道府県別でみると開きがある。7月末時点の全国の高校生の有効求人倍率は1.28倍だが、青森や和歌山県などでは0.6倍台、沖縄県では0.49倍と全国の数値を大幅に下回る。18道県で倍率が1倍を割り込んでいる。一方で、東京都は3.74倍、大阪府は2.05倍と求人数が求職者を大幅に上回る状況になっている。
 
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