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中途採用7.7%増 製造業活発 【採用計画調査】

(日経新聞 2013年4月20日)
 
 日本経済新聞社がまとめた採用計画調査(最終集計)では、企業が中途採用にも積極的な姿勢が浮かび上がった。2014年度の中途採用計画数は13年度実績比7.7%増。5年連続で前年度実績を上回り、伸び率は5.5ポイント拡大。前年はマイナスだった製造業が8.3%増に反転した。人手不足が深刻になり、中途採用で即戦力を求める企業が増えている。
 製造業の中途採用で目立つのは鉄鋼だ。50代以上の社員の大量退職に備え、若手や中堅を増やす。JFEグループは13年度から210人多い715人を採用する。このうち、中核事業会社のJFEスチールは72人増の225人となる。
 製鉄所で働く即戦力を得ることで技術継承を急ぐ。老朽設備の更新を担う技術者も手厚く採用する。神戸製鋼所も世代交代に備えて、14年度は前年度比127人多い205人を採用する。
 三菱ケミカルホールディングスは42人増の58人を計画、傘下の三菱レイヨンの人材を補う。炭素繊維や水処理など成長分野で経営スピードを上げるため、即戦力を採用する。
 事業環境の改善が進む電機では、新規事業を担う人材の確保を目指す動きもある。東芝は中途採用枠を310人と13年度実績より110人増やした。主力の電力エネルギーと半導体に加え、ヘルスケア関連で活躍できる人材を求めている。
 リコーも14年度は92人増の130人と前年度から大きく増やす。新規事業の立ち上げで「当社にはない技術やスキルを持った即戦力の獲得が急務だ」という。構造改革が一巡したロームも自動車や産業機械向け部品の需要拡大をにらみ、中途採用を80人とリーマン・ショック前の水準に戻す。
 非製造業も人手不足が続いている。中途採用者数は前年度比7.3%増を計画する。積極出店を進めるドラッグストアや調剤薬局は薬剤師など専門性の高い人材の確保を急ぐ。ドラッグストアチェーン最大手のマツモトキヨシホールディングスは14年度の中途採用を250人と130人増やす。「出店数を維持するため、美容部員などを確保したい」という。
 
         
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