福岡での就業規則からマナー研修、経営計画までサポート。KS人事研究所

福岡の人事制度・評価制度・人材育成・人材活用のことならおまかせ下さい。 株式会社KS人事研究所

理系2年ぶり増加 医療・介護がけん引 来春の大卒採用内定数

(日経産業新聞 2013年10月21日)
 
日本経済新聞社がまとめた「2014年度採用状況調査」(調査時点は10月1日)によると、理工系大卒者の内定者数は13年春の採用実績に比べて1.6%増となり、2年ぶりに増加に転じた。調剤薬局を展開するアイングループが8割増やすなど、医療・介護分野で採用数を増やす企業が増加、全体をけん引した。これまで大量の技術者を採用してきた三菱電機や東芝なども水準を維持した。
 三菱電機は5年運続で首位に立った。内定数は13年度実績(680人)からほぼ横ばいの670人。エアコンや鉄道車両の省エネルギー性能を上げるパワー半導体や、分速数百メートルの輸送性能がある高層ビル向け昇降機の開発など、成長分野に必要な日本人技術者の育成を急ぐ。工場の生産管理の技術者も養成する。
 同社の山西健一郎社長は国内工場を「マザー工場」と位置付ける。今後、タイなどアジアの海外工場を段階的に増強するにあたり、熟練および中堅の日本入技術者が指導役として必要になる。必要な時に必要なだけ部品を調達、生産を効率化させる「JIT(ジット)活動」を引き継ぐ人材も育成する。
東芝も理工系大卒で、13年度実績(360人) 並みの350人に内定を出した。次世代半導体の技術開発者などを採用、田中久雄社長が原子力発電設備と半導体に続く「第3の矢」とするヘルスケア分野にも人員を割り当てる。
技術者派遣最大手のメイテックグループは13年度実績比4・9%増の583人を採用する。自動車やスマートフォン(スマホ)の部品メーカーなどからの派遣需要が相次ぎ、約7000人いる技術者のほぼ全員を派遣しているため新規採用を増やし対応する。
 メイテックは様々なメーカーに技術者を派遣するが、仮にメーカーが生産拠点を海外に移しても、研究拠点は国内に残すため、グローバル化しても一定の派遣需要は必ず残るとみている。
 技術職に加え、14年度採用状況調査では医療や医薬、介護関連で理工系を積極的に採用する動きが特徴的だった。
 3位の給食大手、日清医療食品は高齢化の進展を背景に理工系大卒の採用を1.4倍に増やした。病院や介護施設向けの給食需要が急拡大しているほか、昨年から手掛けている高齢者向けの弁当宅配事業が好調なためだ。健康志向の高まりなどで栄養士の資格を持った人材の獲得に力を入れているという。
 調剤薬局最大手アイングループは、薬学部卒業生を中心に452人を採用する。年間50店舗ペースで店舗を出店、在宅で寝たきりの患者向けに処方薬を届ける在宅調剤サービスも手掛けていることから、事業拡大に不可欠な薬剤師を積極的に確保する。
 薬剤師は調剤薬局だけでなく調剤窓口を設けるドラッグストアでも必要になる。06年度から薬学部がこれまでの4年制から6年制に切り替わり、薬剤師がとれない期間が続いた反動もあり争奪戦となっているという。
 一方、文系大卒は0.9%の減少。13年度の5・6%増から一転、マイナスとなった。
 
         
copyright(C) 2010 川庄公認会計士事務所 All Rights Reserved.