【日本マクドナルド】 定年制、6年ぶり復活 若手育成の風土築けず
(日経新聞 2011年9月17日)
日本マクドナルドは2012年1月から60歳定年制を6年ぶりに復活する。年齢に関係のない実力主義の浸透を目指す一環で06年に定年制を廃止したが、個人の成果を重視するあまり、若手社員を育成する組織づくりが進まないと判断した。
同社は04年に年功序列の人事・賃金制度を廃止するなど実力主義の人事体系を進めている。定年制廃止も年齢ではなく実力本位の意識を徹底する狙いがあったが、「後進を育てる文化が浸透する前に廃止したのは早すぎだ」(同社)としている。
現在60歳を超えて働く正社員は数人いるが、1年間以上は継続して働けるように配慮する。
定年制に戻し、自分の職務の後進育成を評価基準の軸にすることを徹底する。同時に65歳までの再雇用制度を導入し、高年齢者雇用安定法に対応する。
後継者を育てる社内風土になれば「将来、定年制の再廃止を目指す」(原田会長兼社長)。今年は初めて20代の社員を部長職に就けるなど、同社は若手社員の積極登用を経営の重要テーマに据えている。